昭和天皇の声

昭和天皇の声

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出版社
文藝春秋
著者名
中路啓太
価格
1,760円(本体1,600円+税)
発行年月
2019年8月
判型
四六判
ISBN
9784163910710

令和時代だからこそ書けた「昭和史小説」の決定版が誕生!



天皇とは、この国にとっていかなる存在か。

国家社会の融合体の中心である天皇とは、何と窮屈で、脆く、孤独なものか――。



昭和天皇が、自ら政治的決定を下したのは「三度」。

二・二六事件の青年将校たちは、天皇のために行動している、との信念のもと蹶起し、鈴木貫太郎らを襲撃した。

ある憲兵は、蹶起軍こそが、反逆者だと憤った。

昭和天皇が、どのような思いを持っているのかを、国民それぞれが夢想し、それを大義名分としてぶつかり合い、昭和という「激動の時代」が作り上げられた。



『ゴー・ホーム・クイックリー』や『ミネルヴァとマルス 昭和の妖怪・岸信介』で近現代史を描き、永田町でも注目される中路啓太による「昭和天皇」にまつわる五つの短篇。

国民の想いに戸惑い、悩む、生身の天皇の姿!

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