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いま最も期待される作家・門井慶喜が、あの坂本龍馬の
妻・おりょうを描いた歴史長編!
幕末の京都で出会った「世話のやける弟」のような男・坂本龍馬と
結婚したおりょうは、夫を呼び捨てにし、酒を浴びるほど飲み、勝海舟にも
食ってかかる「妻らしからぬ」振る舞いで周囲をへきえきさせる。
ついには龍馬の周囲から、「龍馬のために離婚してください」とまで迫られる始末。
しかしおりょうは、寺田屋で間一髪龍馬の命を救い、
日本で初のハネムーンを敢行。薩摩へ、軍艦に乗って長崎へ、馬関へ――
激動の世の中を楽しげに泳ぐうち、いつしか薩長同盟・版籍奉還の
立て役者として時代の英雄になってゆく夫。
そして、龍馬亡きあとの20年を彼女はどう生きたのか。
型にはまらない生き生きとした夫婦の姿、意地っ張りで責任感が強く、
龍馬に惚れながらも自立した魂が輝く
「門井版おりょう」、現代の女性に響く物語!
解説・小日向えり(歴女)
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