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武豊騎手絶賛!
ディープが飛び、ウオッカが弾ける。
名馬の裏にはいつも西内さんがいます。
僕も知らなかった西内さんの仕事が伝わってくる本です。
池江泰寿調教師推奨!
接着装蹄によって荘さんは日本の装蹄界に革命を起こした。
ディープが競走馬になれたのも西内荘という革命児がいたからこそなんです。
熱意、準備、創意工夫、反省、試行錯誤、そして競走馬への
深い愛情ー。
ディープインパクトをはじめとする、数々の名馬を支え、救ってきた
”カリスマ装蹄師”西内 荘の仕事がここに!
『ガラリ一変! 競馬の見方』
第2章『アメリカ修行と接着装蹄』より抜粋
私は1頭の馬を初めて装蹄する際に肢を持ちあげたとき、
芝・ダートの適性云々抜きに、走らない馬というのはだいたいわかります。
持った感触が重たいんです。体の大きさは関係ありません。
なんというか、こちらの腕に「ドタッ」とのしかかってくる感覚。
それを感じた馬が大成した例は記憶にないです。
だからと言って、軽いと感じた馬がすべて走るわけではありません。
なかには、軽いのに走らない馬もいます。
でも、将来GⅠを勝つような馬は、例外なく素軽い。それは事実です。
この「重い」「軽い」は装蹄師にしかわからない感覚ですが、
「へ~、そんなものなんだな」と、ひとつのミニ知識として
覚えておいていただければと思います。
ちなみに、私はこれまでに1頭だけ、空気を抱えているような、
肢を持っている感覚のない、不思議な感触の馬に出会ったことがあります。
ディープインパクトです。
最初に肢を持ち上げた瞬間、それまで味わったことのない感触が
腕に伝わってきて、「なんだろう? 変わっているなぁ」と思いました。
基本、華奢で牝馬みたい。馬もおとなしくしています。
でも、急にヤンチャになって、瞬間湯沸かし器のようにカーッとなる。
と思ったら、みなぎるパワーが瞬く間にスーッと引いていく。
例えるなら、高い所から飛び降りたネコ科の動物が、
くるっと回ってキレイに着地したかのような……。そんな感覚。
それがディープインパクトでした。
はじめに
第1章 競走馬の装蹄とは
第2章 アメリカ修行と接着装蹄
第3章 装蹄師の1週間
第4章 担当馬たちが教えてくれたこと
◇ダイユウサク ◇メジロマックイーン ◇フジヤマケンザン ◇シーキングザパール ◇アグネスワールド
◇ステイゴールド ◇シーザリオ ◇シンハライト ◇ヴィクトワールピサ ◇ブラックタイド
◇ディープインパクト
第5章 競走馬のヒヅメの病気とケガ
おわりに
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