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「諦観」としての諦め(荷風文学)と「放棄」としての諦め(素粒子物理学)の効用を析出。自分の力では対処できない情況や事態について、「哲学すること」の営為が切り開く新たな地平を示す。著者の荷風研究の集大成。
旧著『諦めの哲学』に、荷風「雪の日」への考察(「わかれのさびしさ」とその「回想」、そして「詩作」への根源的考察)を追加収録。
自選作品集の第4弾。
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