土と生きる川辺川ダム水没予定地に暮らし続けた夫婦

土と生きる川辺川ダム水没予定地に暮らし続けた夫婦

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出版社
花乱社
著者名
小林正明(写真)
価格
4,840円(本体4,400円+税)
発行年月
2019年8月
判型
その他
ISBN
9784910038025

「自分のふる里は 売りたくはない。捨てたくもない。」(尾方茂さんのメモから)

建設計画発表から半世紀、事実上の中止から10年。川辺川ダムの水没予定地・熊本県五木村頭地に暮らし続けた尾方夫妻を追って。



農家にとって「土」は生産活動の基本。だが現代の私達の暮らしはどんどん土と、疎遠なものになりつつある。

考えてみると、人間が生きていく上で必要な衣食を生み出してくれるものは土である。

人間は、ありとあらゆる生物の何億年の営みの中で生かされているのである。そのことを私達現代人は忘れかけている。

今、宅地造成などによって、耕作土はどんどんと捨てられている。

今回の農地造成の時には、どうなるのであろうか。何百年、何千年たった営みの中で作り上げられた土であるのに、また振り出しに戻り、作りなおすとしたら何千年という歴史がかさむことだろう。

はたして、今のようなやり方でいいのだろうか。

今は、土というものの有難さが忘れかけられているように思われる。

金さえあれば、なんでも手に入る時代になったからだろうか。 (尾方茂さんのメモから)

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