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「男はつらいよ」50周年記念 名優がのこした唯一の自伝!
「渥美清さんの顔を想像すると、それだけで緊張がほどけて心が温かくなる。精神の自由が人間にとってどれほど大切かを教えてくれる彼の魂が「寅さん」を生んだ」山田洋次(映画監督) 本書は、「男はつらいよ」シリーズの主演俳優として知られ、1996年に逝去した名優がのこした唯一の自伝です。幼少期から浅草芸人時代、結核での入院生活、TVデビューのころ、アフリカロケの思い出、そして「男はつらいよ」との出会い。抱腹絶倒のエピソードが満載、「男はつらいよ」にとどまらない、渥美清の多面的な魅力が堪能できます。寅さんを彷彿させる軽妙な語り口もたのしい、波瀾万丈の役者一代記となっています。
渥美清
1928年生まれ、東京都台東区出身。45年に巣鴨中学校を卒業後、46年に新派軽演劇の座長に誘われ、「阿部定一代記」で初舞台を踏む。53年には浅草のフランス座に入り、コメディアンの谷幹一、関敬六や裏方だった井上ひさしらと出会う。63年、主演作「拝啓天皇陛下様」(野村芳太郎監督)で映画俳優としての地位を確立。67年の「喜劇急行列車」(瀬川昌治監督)に始まる「喜劇列車」シリーズ3作など、喜劇路線で確固たる人気を集めた。68年にフジテレビで放映された連続ドラマ「男はつらいよ」(山田洋次脚本)が好評となり、翌69年に製作された映画第1作でも引き続き主演の車寅次郎を演じる。以降、28年間49作(特別篇含む)にわたり「男はつらいよ」は国民的映画として、また渥美の演じる寅さんは日本中の多くの人たちに親しまれた。96年8月に病でこの世を去る日まで、他の映画やテレビ、舞台出演を断って寅さんの役だけを演じ続けたという、その意味では他に例を見ない俳優だと言える。没後、96年に国民栄誉賞を受賞した。
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