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アイザック・ニュートンの代表作『プリンシピア 自然哲学の数学的原理』の全訳を全3巻で復刊。
出版当時から難解と言われた「プリンシピア」を、現代の科学者が「内容そのものの解明理解を目的」として翻訳。巻末注には、微積分の定理を使った別証明、原典では省略された証明の内容、現在の視点から見た物理的概念の解説がまとめられている。
第2編では、流体力学の諸問題が説かれている。
ニュートンはまず、抵抗が速度に比例するものとして、あるいは抵抗が速度の自乗に比例するものとして問題を取り扱った。ついで、重力の作用の下での流体の釣り合いについて論じ、流体内における波動の研究がこれに続き、それから惑星運動の原因とされたデカルトの「渦動論」の検討へと進み、二、三の簡単な命題によってみごとにこれを否定した。
【本書の内容】
第2編 抵抗を及ぼす媒質内での物体の運動〕
第1章 速度に比例して抵抗を受ける物体の運動
第2章 速度の自乗に比例して抵抗を受ける物体の運動
第3章 一部分は速度の比で,また一部分はその自乗の比で抵抗を受ける物体の運動
第4章 抵抗媒質内における物体の円運動
第5章 流体の密度および圧縮 ; 流体静力学
第6章 振子の運動および抵抗
第7章 流体の運動,および投射体に働く抵抗
第8章 流体内を伝わる運動
第9章 流体の円運動
訳者注
索引
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