精神医療 95号

特集:PSWの〈終焉〉精神保健福祉士の現在

精神医療

取り寄せ不可

出版社
批評社
著者名
『精神医療』編集委員会(1992) , 古屋龍太 , 西澤利朗 , 大塚淳子
価格
1,870円(本体1,700円+税)
発行年月
2019年7月
判型
B5
ISBN
9784826507004

■現在、従来の英文名称のPSW(Psychiatric Social Worker/精神医学ソーシャル・ワーカー)を「MHSW(Mental Health Social Worker/メンタルヘルス・ソーシャルワーカー)」に改める提案がなされており、全国で議論が始まっている。
■PSWは世界に類を見ない精神科病院体制を温存しつつ変革する専門職としてだけでなく、この国のメンタルヘルス戦略や「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の主要な担い手として、期待されてきた。
■一方で「精神保健福祉士」として国家資格化されて以降、PSWは様々な場で制度に位置づけられてきた。PSWは病院でも地域でも制度事務の執行者になりつつあり、所属機関の役割や機能を忠実に成し遂げることを求められている。PSWが大切にしてきたはずの「個別性」や「自己決定」「生活者の視点」等の理念が効率主義に覆われつつある。PSWの業務によって、当事者に対する緩やかな専門職支配が進行しており、誰にとっての、誰に向き合う専門職なのかが問われている。
■時代の改革者として「精神障害者の社会的復権をめざす専門職」を名乗った「PSW」は無くなろうとしている。PSW〈終焉〉の時期を迎えるにあたり、PSW誕生から現在にいたるまでを総括・評価し、時代の行く末を展望する。

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