取り寄せ不可
“愛は毒だ”とはねつけられても、
わたしは彼の愛がほしい。
ダンテがはるばるロンドンからわたしに会いに来たというの?
アリシャは胸にざわめきが広がるのを感じた。
今や富豪となった彼は幼いころ、彼女の父のお気に入りだった。
父は実の娘よりダンテをかわいがり、亡きあとは会社を託した。
彼への嫉妬と恋心を封印して、遠い地へ逃れてきたのに……。
「破綻寸前の君の慈善事業を守りたければ、僕と結婚するんだ」
ダンテの真の狙いは、彼女が持つ亡父の遺産の株だと知りつつ、
アリシャの心は揺れた。母の遺志である事業を潰したくはない。
でも、愛されない花嫁になるのはあまりに哀しすぎる……。
人気急上昇中の作家タラ・パミーが描く、愛を信じない富豪ヒーローと孤独なヒロインとのせつない結婚の物語をお贈りします。亡父の会社を継いだヒーローとの結婚はただの取り引き──どんなにそう自分に言い聞かせても、ヒロインの心は晴れることなく……。
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