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興行――その「実体なきもの」の営為
江戸期より莫大な負債を抱えつつも続けられてきた歌舞伎興行は、近代化によってどのように変容したのか。稀代の興行師・十二代目守田勘弥と田村成義、株式会社松竹の動向や、当時の上演作品を考察し、明治・大正期の東京における大劇場経営の諸相を、豊富な資料をもとに究明する。
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