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等身大の実像に迫る、いま最も新しい利休研究-
一級史料でたどるその生涯。茶道家元である著者ゆえの洞察力で理想化される以前の利休の実像に迫る。利休研究の最新論考。
信長・秀吉と二人の天下人に仕え、わび茶を成立させた「茶聖」としての理想像が語られることの多い千利休だが、歴史的史料に基づいた研究は意外に少ない。本書では四大茶会記のうち、近年偽書といわれるようになった『今井宗久茶湯書抜』を用いないなど、同時代史料を厳選し、限られた道具を創意工夫する利休や、茶会での関連茶人らの丁々発止の心理にいたるまで、茶道家元である著者ゆえの洞察力で読み解き、理想化される以前の等身大の利休の実像に迫る。過去の利休研究の成果を踏まえての最新の論考であり、今後の利休研究は本書抜きには語れない。付録の詳細年譜、茶会一覧は茶人必携。
茶道史上、逸することのできない茶人について、新たに書き下ろす『茶人叢書』(熊倉功夫・筒井紘一監修)シリーズ第7弾。
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