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この本を読んではいけない――
奇妙な警告文の挟まれた古書が
オカルト雑誌の編集部に持ち込まれた。
古書の持ち主だった兄が数カ月前に失踪し、
現在も行方不明だと竹里あやめは訴える。
フリーライターの八坂駿が
その本を少しずつ読み始めると、
周囲で不気味な出来事が続く。
いたずら? 狂言? それとも……。
八坂はペアを組むカメラマンの篠宮、
依頼人のあやめとともに、古書の謎を追う。
大好評「法医昆虫学捜査官」シリーズの
著者による新機軸ミステリー!
<目次>
第一章 日陰の吹き溜まり
第二章 極上の料理とエス
第三章 狂気は晩餐とともに
第四章 ごきげんよう、さようなら
第五章 恐怖はどんな感じだ?
解説 西田藍
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