3・11から8年の歳月が流れた―。あの日、大震災の驚愕と放射線被曝の恐怖にうち震えながら自宅を離れ、故郷を奪われ、家族がバラバラにされ、仕事も学校も友達も、地域社会さえも奪われた被災者、避難者は、どのような思いでこの年月を過ごしたことだろう。
事実を否定し、責任逃れを続ける電力会社の傲慢な姿勢や、避難者を切り捨てる日本政府の冷酷な棄民政策に直面するたび、避難者はいかに心を切り刻まれたか。それでも、ともに生きる社会を作り、人間らしい暮しを取り戻すため、汗を流し、涙を流しながら、事態を打開しようと懸命に闘う人々がいる!
2019年2月20日、横浜地方裁判所の「勝訴判決」を獲得した福島原発かながわ訴訟原告団、弁護団、支援する会は、人間の尊厳を賭け、命と暮らしを守り、この国に民主主義を復活させるための第一歩を踏み出した。次なる戦いを構築すべく、4月20日、決意を新たにするためのシンポジウムを開催。
本書はそのシンポジウムの全記録となります。
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