巡礼記・軍記・古註釈から、説話の言説・メディア論まで――
時空間やジャンル、虚実の壁を越えて、説話はいかに発展してきたのか。
【目 次】
序 章 (小峯和明)
第一章 歌を詠む名所――巡見使の旅日記を検証する (錦 仁)
第二章 『弘安源氏論義』をめぐる史料と説話 (前田雅之)
第三章 西国順礼縁起攷――附道成寺蔵『古伝口訣 西国卅三所順礼縁起』翻刻 (大橋直義)
第四章 梶原景時の頼朝救済の説話をめぐって――『愚管抄』と『平家物語』とのあいだ (尾崎 勇)
第五章 甲斐武田氏の対足利氏観 (谷口雄太)
第六章 転生する『太平記』――吉村明道編『近世太平記』を中心に (樋口大祐)
第七章 説話の第三極・話芸論へ――〈説話本〉の提唱 (小峯和明)
第八章 ベトナムの漢文説話の形成――歴史性と語り (グエン・ティ・オワイン)
第九章 「説話」という概念――文化史の再建から文芸史研究へ (鈴木貞美)
おわりに (倉本一宏)
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