殺しの柳川

殺しの柳川

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出版社
小学館
著者名
竹中明洋
価格
1,925円(本体1,750円+税)
発行年月
2019年7月
判型
B6
ISBN
9784093887106

在日に愛され、在日に憎まれた男の真実

最強の「在日ヤクザ」と称された柳川次郎は、1969年に柳川組を解散すると日韓の架け橋として両国を行き来した。全斗煥時代には政権中枢に影響を及ぼすも、民主化とともに力を失い、志半ばで1991年に没した。

柳川が堅気となった後半生は、これまでほとんど語られたことがなかった。暴力的なイメージゆえに、日本人社会だけでなく在日社会からも白眼視されたからである。日韓戦後史のなかで異彩を放った男の本格評伝。

【編集担当からのおすすめ情報】
柳川次郎の人脈は表に裏、右から左まで、多岐に及びます。大山倍達、梶原一騎、金大中、司馬遼太郎、田岡一雄、田中角栄、朴正煕、町井久之ら故人との知られざるエピソードはもちろんのこと、許永中氏や山根明氏など存命者の証言も多数収録しています。人と人の繋がりが国家を動かしていた時代を体現していたのが柳川次郎です。そんな時代はとうに過ぎ去りましたが、冷え切った日韓関係を解きほぐすヒントは、きっと本書にあるはずです。ノンフィクション好き必見です。

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