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「はじめに」より
本書は今を去る 163 年前に尾台榕堂先生により著わされた不朽の名作「類聚方広義」に倣って、漢方家必携の座右の書として試みたものである。
即ち「傷寒論」「金匱要略」の原文を掲げ、条文で云うところの “ 方意 ” を二味の薬徴理論を用いて帰納した。
また漢法治病原則に準拠して二味の薬徴を組み合わせて薬方の方格を立体的に示した。薬方機能図である。この図は六病位に於いてその薬方が位置する場所、つまり病位 を明確に示すだけでなく、薬方を構成する生薬の比率、薬力(虚実に応じた)が理解できるし、証の流れに応じて発展する薬方の変化、そして加減方のあり方、合方、兼用方の妥当性まで立証して余すところが ない。 病人の呈する証と術者が武器として立ち向かわせる薬方の証が相対 しなければ病は治癒しない。考えてみるとこの二つの証は楯の表とう らみたいなもので、表現の方法は違っても実は同じものなのである。 “ 医は意なり ” と云われる。
いつもそばに置いて、“ 証 ” を求める手助けとなり、また誤りがあればいつでも気づかせてくれる伴侶を求めていた。それが「現代類聚方」である。
巻頭には充実の索引を掲載している。
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