2015年国連サミットでの「持続可能な開発目標(SDGs=Sustainable Development Goals)」の採択以来、世界各地の地域政策はもちろん民間ビジネスにおいても持続可能な社会の実現を推進しようとする取り組みが活発化している。
わが国では、これまで佐々木雅幸が「創造都市」と「創造農村」を提言してきた。
「創造都市」では包摂的で安全かつレジリエントで持続可能な都市および人間居住地を実現するべく、すでにユネスコ選定の諸都市が180に及び、具体的な都市ごとに個別の目標を設定し取り組みが取り組みが進められている。
一方「豊かな自然生態系を保全する中で固有の文化を育み、新たな芸術・科学・技術を導入し、職人的ものづくりと農林業の結合による創造的問題解決を行えるような『創造の場』に富んだ農村」 を「創造農村」と位置づけ、わが国固有の新たな取り組みが各地で進む。
本書は、地域課題の先にある「創造性社会」に向けたSDGsのゴールとなる経済・社会・環境問題を包括的にとらえ、ローカルとグローバルな文脈で意味づけながら、創造性とイノベーションを発揮しながら地域仮題の解決に取り組む試みを、15人の筆者がそれぞれの視座から捉え、報告し提議する。
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