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疾風のように時代を駆け抜け、鮮烈な痕跡を刻んだ桐山襲の軌跡! 1986~1992
遺稿「望みなきときにも」収録
連合赤軍を山に追いあげて自滅させた平和と繁栄の戦後社会は、桐山の死の直後から平成大不況に突入し、さらに「失われた二十年」を経過して、いまや貧困化による社会的荒廃を深めている。それと相即的に日本でも、二〇一一年のアラブの春やウォール街占拠をはじめとする国際蜂起に呼応するものとして、「3・11」後の叛乱」が闘われた。
いったんは忘却された〈68年〉、連合赤軍と東アジア反日武装戦線、そして桐山襲の諸作もまた、新しい世代に再発見される条件が整いはじめたのではないか。桐山作品が新たな読者に恵まれることを期待したい。――笠井潔
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