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日本で初めて統合保育所の認定を受けたさくらんぼ保育園。発達遅滞、先天性白内障、自閉スペクトラム症、脳性麻痺、進行性ジストロフィー、ダウン症など多くの障害を軽減させ、子どもたちに笑顔を蘇らせた。環境、食事、リズム遊びなど、その詳細を保育士自らが記した実践記録。1982年青木書店出版の改装版。
目次
第1章 さくら保育園の障害児保育の始まり
第2章 さくらんぼ保育園の障害児保育の始まり
第3章 発達遅滞児A子の発達とさくら・さくらんぼの保育実践
第4章 全盲(先天性白内障)のY子の発達
第5章 自閉的傾向児D君の発達
第6章 自閉症児を保育して学んだこと
第7章 血液不適合による発達遅滞児K子の発達
第8章 集団の中で育った発達遅滞児H君
第9章 はじめて保育した脳性マヒ児S君の発達
第10章 進行性筋ジストロフィーのK君の発達
第11章 ダウン症児Kちゃんの発達
第12章 「ダウン症」の子の親としてー第二さくらの二年間
第13章 障害児父母の会ーさくらんぼ会の活動
私たちの障害児保育は「一生懸命やれば誰でもできるようになる」という、真の人間信頼が、時には厳しい要求、励ましになるが、これは口に入れる「アメ」とは大きく違うものである。かけがえのない人間尊厳、人間科学が私たちを支えてくれているのである。
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