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子どもが描く絵は、まるでカルテのように子どもの様子を写し出す。その絵から、心の状態や身体の不調までも読み解き、子育てに活かした実践記録。そこに見える子どもの脳と心の発達は、世界共通。600点の絵をオールカラーで収載。絶版となっていた青木書店から出版されていた『子どもはえがく』(本体7000円+税)の普及版。
目次
序章 子どもはえがく
第1章 1歳から6歳までの描画
第2章 A男の絵が語るもの
第3章 B子の絵が語るもの
第4章 子どもは変わる
―人間の子どものすばらしい可能性を絵にさぐる
第5章 物語の絵
第6章 私が最後に担任した子どもたちの絵
これらの絵は、その時の子どもを知るうえで貴重な資料であった。なぜなら、その絵を見るとき、原始芸術に見られるようなふしぎな魅力を感じると同時にその時のその子どもの脳に何が、どのように映っているのか、またその時の子どもは幸福であったか、不幸に感じていたかも手にとるようにわかるからであった。
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