取り寄せ不可
信長、秀吉、家康――。天下人が仕掛ける情報戦。翻弄された男たちの悲運とは。
桶狭間合戦から大坂の陣までを鮮烈に描いた、戦国小説の新たな金字塔!
文芸評論家 縄田一男、激賞!
「最後に向かって何度、男泣きしたことか。名作の誕生である」
養父・秀吉に振り回され続けた秀次。己の人生とは何か? 悩める彼の許に家康の使者が現れ――(「上意に候」)。天下統一の目前、豊臣征伐に赴く家康へ刺客が放たれた。暗殺者は家康の輿を担ぐ者の中にいる――。それを炙り出せと密命を受けた伊賀の忍・吉蔵が行軍の旅路で見たものとは(「家康謀殺」)。
戦国時代の合戦や主要事件を網羅し、その光と闇を暴く珠玉の六篇。
歴史小説界の旗手・伊東潤の集大成短編集がここに!
「雑説扱い難く候」……桶狭間合戦、加賀一向一揆
「上意に候」……小牧・長久手の戦い、秀次事件
「秀吉の刺客」……文禄・慶長の役
「陥穽」……関ヶ原合戦
「家康謀殺」……大坂の陣前夜
「大忠の男」……大坂の陣
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