グラフィック・メディスン・マニフェスト

グラフィック・メディスン・マニフェスト

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「一般患者」から「複数の患者」へ



マンガという媒体とヘルスケア言説の間の相互作用を探究する新しい試み。その中核は,健康と病いについてのストーリーテリングであり,医学および社会言説においてしばしば周辺化され,タブー視されている,患者の複雑な経験を描き出すことにある。一般患者という概念に抵抗し,矛盾する視点や経験でもって「複数の患者」を鮮やかに表現しようとするムーヴメントへの誘い。



◆ 柴田元幸さん推薦!

 (アメリカ文学研究者)

医療とマンガが手を結ぶ?

WHY? と思う読者も、この本を読めば、

WHY NOT? と思うようになるだろう。





◆ 原 正人さん推薦!

 (バンド・デシネ翻訳)

世界のさまざまな医療マンガに着目し、

医学と人文学、マンガ研究を架橋する

新しい運動の高らかな宣言。





【メディア掲載】

◆2019年11月26日付 朝日新聞夕刊(大阪本社版)の「いまどきマンガ塾」におきまして,『グラフィック・メディスン・マニフェスト:マンガで医療が変わる』(MK・サーウィックほか著/小森康永ほか訳)が紹介されました。評者は,雑賀忠宏氏(京都国際マンガミュージアム 研究員)。



___以下,一部引用___________________



「医療」と「マンガ」の関係に新潮流 情報解説より闘病経験、患者と家族の共感重視に



「グラフィック・メディスン」という耳慣れない言葉を冠した書籍が今年の6月に翻訳、刊行された。MK・サーウィックほか「グラフィック・メディスン・マニフェスト――マンガで医療が変わる――」(北大路書房)である。



 副題の「医療」と「マンガ」という言葉の並びを見て日本のマンガ読者がまっさきに思い浮かべるのは、どちらかというと医療に関する知識やヘルスケア的ノウハウを解説するような「情報マンガ」だろう。だが「グラフィック・メディスン」というコンセプトが特徴的なのは、そうした客観的かつ総合的な情報の伝達手段ではなく、病をめぐる主観的で複雑な個々の経験を表現することができるメディアとして、コミックス/マンガを捉えている点にある。目指すのは、患者と家族と医療者のよりこまやかな相互理解だ。……

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