理論と批評

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出版社
臨川書店
著者名
永田知之
価格
3,300円(本体3,000円+税)
発行年月
2019年6月
判型
B6
ISBN
9784653043775

言葉の力を信じた人々は、文学に何を見いだしたのか

「道徳・倫理を離れた文学に価値はない」。儒教の枠組みのなかで多分に建前として語られるこうした言説は、時代に伴い多様化する作品と、如何に詩や文章をつくるかという技法論とに結びつき、複数の潮流を為す文学論を生み出していく。紀元前から二十世紀前期まで、文学をめぐるさまざまな言説に焦点を当て、長きにわたり語られてきた文学の系譜をたどる。


【目 次】

はじめに

第一部 継承と変容
第一章 文学論の興起
第一節 「文学」の萌芽 / 第二節 解釈の可能性 / 第三節 文学独自の理論の発生

第二章 文学論の発展
第一節 『文心雕龍』の体系性 / 第二節 『詩品』の詩歌批評 / 第三節 文学理論・批評書登場の背景

第三章 文学論の展開
第一節 唐代 / 第二節 宋代 / 第三節 元代 / 第四節 明代 / 第五節 清代

第二部 言説の系譜
第四章 文学論の媒体
第一節 文学を論じる様式 / 第二節 選集 / 第三節 摘句 / 第四節 詩格 / 第五節 論詩詩 / 第六節 詩話 / 第七節 評点 / 第八節 技法論との関わり

第五章 文学論の占める位置
第一節 創作と批評・理論 / 第二節 文学批評・理論と図書分類 / 第三節 「文学」の位置 / 第四節 批評の可能性

第六章 言葉による表現の可能性
第一節 言語表現の範囲 / 第二節 象徴化と言語 / 第三節 言葉を超えた存在

第七章 伝統の総括をめぐって
第一節 古典文学であることの条件 / 第二節 「古典」と「近代」の間

参考文献一覧 / あとがき

図版出典一覧 / 索引

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