アジアの回復と復興を目指した「興亜」思想が問いかけたものとは―。東亜同文会会長近衞篤麿、東亜同文書院院長根津一、昭和10年代の首相近衞文麿、作家魯迅、中国国民党を率いた〓介石、戦後「漢奸」として追及された汪精衛(汪兆銘)、大正末期の首相加藤高明、台湾農業近代化の先駆者藤根吉春、立命館大学創立者・台湾銀行頭取など多くの顔をもつ中川小十郎、「中国通」外交官石射猪太郎―。日本と中国、あるいは台湾との間にあって、その関係のあるべき姿を追い求めた人々をテーマに据えた最新の論文10篇から激動の日中近代史を解き明かし、これからの日中関係を展望する一書。
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