取り寄せ不可
1920年代、美しき巴里。夫に伴われた留学先で、子どもを身ごもるも結核に倒れる伸子。
病床にて娘に宛てて綴った3冊のノートをめぐって、死と新生、自然の摂理と普遍の愛を描く。
不幸な運命の淵にありつつも、愛と知の苦悩の内に成長した女性の悲しく美しい魂の記録。
日本国内のみならずフランスを中心にヨーロッパで激賞されノーベル賞候補作にもなった名作が現代に甦る。
ノーベル賞候補作にも挙げられ、フランスをはじめヨーロッパ各国で高い評価を受けた代表作を、著者自身が最後に校閲した最良のテキストを用いて復刊。国内のみならず、パリでの評判が理解できる現地紙の書評・解説から、仏語化の経緯を詳しく記したダヴッド社版文庫本掲載の「あとがき」、最新の年譜を付す。
*本書は『巴里に死す』(ISBN:978-4-585-29025-4)(2012年2月刊行)を、装いを新たにして刊行するものです。
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