出版社よりお取り寄せ(通常3日~20日で出荷)
※20日以内での商品確保が難しい場合、キャンセルさせて頂きます
ダライ・ラマ一四世と八万人の亡命から六十年
インド生まれの亡命チベット人二世が詠う魂の詩文
FREE TIBET
ラダックからは
チベットがチラッと見える
ドゥムツェの黒い丘が見えたら
そこからチベットだよ
初めて祖国を見たとき
大地の匂いを思いきり嗅いだ
土をしっかり握りしめた
編訳者覚書
詩
独りの偵察隊
ラダックからは
チベットがチラッと見える
人は言う
ドゥムツェの黒い丘が見えたら
そこからチベットだよ
初めてぼくが我が祖国チベットを見たときのこと
急がねばならぬ密かな旅の途中
その盛りあがった丘に立った
大地の匂いを思いきり嗅いだ
土をしっかり握りしめた
乾いた風と野生の老いた鶴の声に
耳を澄ませた
国境などどこにも見えない
誓って言うが、そこには何もない
変わったところなどないのだから
あそことここの違いなど
ぼくには分からないよ
人は言う
毎年、冬になると、キャン(野生のロバ)がやって来ると
人は言う
毎年、夏になると、キャンは戻っていくと
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。