ヘーゲル全集 第11巻

ハイデルベルク・エンツュクロペディー(1817)

ヘーゲル全集

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出版社
知泉書館
著者名
ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル , 山口誠一
価格
9,900円(本体9,000円+税)
発行年月
2019年6月
判型
菊判
ISBN
9784862852960

批判的校訂によるアカデミー版の成果を踏まえ,日本語版独自の編集により訳出,解説と詳細な注は新たなヘーゲル研究の基盤と最新のヘーゲル像を提供し,従来の関連作品を一新する待望の本格的全集である。
『ハイデルベルク・エンツュクロペディー』(1817)の後『エンツュクロペディー』第2版,第3版が出された。ベルリン版全集では第3版だけが収録されたが,2014年に自筆著作が刊行され,ハイデルベルク版がニュルンベルク期の哲学思索の総決算で,さらに関連自筆文書への関心と発展史的観点から第2版への展開が注目された。
「エンツュクロペディー」とは講義の手引きであり,講義を通して哲学体系が追求された。イェーナ期以来の長い講義活動におけるヘーゲルの哲学体系構築の営みは,哲学史体系を哲学体系への導入とする試みでもあった。
「精神とは何か」というヘーゲル哲学の根源的問いに対し,意識の経験として『精神現象学』(1807)が学の体系第1部に,『論理学』(1812-16)は第2部に置かれたが,『ハイデルベルク・エンツュクロペディー』では『精神現象学』は精神哲学の一部となり,当初の体系構想は崩れ,論理学,自然哲学,精神哲学の三部門を中心に,講義による体系化が探求されたが未完に終わった。
本巻は膨大なヘーゲルの自筆メモなど多くの資料を収録するとともに,綿密な注を付して,生動的に展開する思索の実態に迫る第一級の資料である。

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