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小枝の落ちた適地は
濁るばかりだ
話にならない一角
魅力も特徴も性格もない一角で 位置につく (「北山十八間戸」)
『一時間の犬』から『渡世』『空中の茱萸』『心理』をへて、鮎川信夫賞受賞『北山十八間戸』まで。詩の形をした文学作品へ、アルチザンの未踏の軌跡を収める。
解説=辻原登、福間健二、蜂飼耳、森本孝徳
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