風土記・万葉集から、日本霊異記・今昔物語集まで――
物語・和歌・美術・宗教との関わりのなかで、説話はいかに生み出され定着したのか。
【目次】
序 章 (古橋信孝)
第一章 『丹後国風土記』逸文と天女説話 (三舟隆之)
第二章 『出雲国風土記』に描かれた説話と古墳 (東 真江)
第三章 「みやび」の伝播伝承――『万葉集』巻一六・三八〇七 (石川久美子)
第四章 絵画と説話――古代において仏教説話はいかに語られたのか (多田伊織)
第五章 平安初期仏教界と五台山文殊信仰――『日本霊異記』上巻第五縁五台山記事が語るもの (曾根正人)
第六章 光仁王統と早良親王の「生首還俗」 (保立道久)
第七章 真言僧深覚僧正の霊験譚とその記録 (上野勝之)
第八章 院政期の宿曜道と宿曜秘法伝承 (山下克明)
コラム 平安京の「上わたり」「下わたり」 (中町美香子)
第九章 日中における「破鏡」説話の源流を探る――今昔物語集一〇ノ一九話を中心に (白 雲飛)
第十章 大和物語と史料 (古橋信孝)
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