ゾンビの帝国

ゾンビの帝国

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出版社
小鳥遊書房
著者名
西山智則
価格
2,090円(本体1,900円+税)
発行年月
2019年6月
判型
B6
ISBN
9784909812124

なぜ、人はゾンビに魅惑されてしまうのか?
ゾンビが人類を滅ぼす/救う?!
ハーン、グリフィス、ラヴクラフト、ヴードゥー教、フリークス、
ロメロ・ゾンビ映画三部作、POV映画、スティーヴン・キングなどを、
「適応(アダプテーション)」「媒体(メディア)「複製(コピー)」を
鍵語にして、ゾンビがいかに「世界的感染(パンデミック)」しているかを鮮やかに「解剖(アナトミー)」するゾンビ文化論!

【主な目次】
序章 ゾンビ映画研究ことはじめ
1. はじめに――ゾンビの文化史
2. ゾンビとは何か
3. ポーとゾンビ映画のアダプテーション
4. 古典の劣化/進化論!?――『高慢と偏見』vs『高慢と偏見とゾンビ』、『鏡の国のアリス』vs『バイオハザード』
第一章 ラフカディオ・ハーンとゾンビ
1. ラフカディオ・ハーンの人と生涯
2.『仏領西インドの二年間』とゾンビ
3. 顔のない顔の後ろに
4. ハーンの多文化的妖怪たち
第二章 D・W・グリフィスとゾンビ――『国民の創生』をめぐって
1.ゾンビ映画の原型の誕生
2.グリフィスの分裂
3. 他者恐怖の進化論――『駅馬車』から『ミスト』まで
4. KKKの解体
第三章 H・P・ラヴクラフトとゾンビ
1.「死霊」という題名をめぐって
2. 狂気の山脈/血脈にて
3. スポーツマンたちの帝国
4. 優生学の名のもとに
第四章 ヴードゥー教とゾンビ――カリブ海ハイチという恐怖の島
1.恐怖の島ハイチ──人喰い伝説、奴隷の反乱、ヴードゥー教
2.ノンフィクションにおけるゾンビ
3.『ホワイト・ゾンビ(『恐怖城』)』
4.ゾンビにされる人々
第五章 ジョージ・A・ロメロのゾンビ三部作分析
1.メアリー・シェリーからリチャード・マシスンへ
2.『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の人種と性差
3.『ゾンビ』における消費主義
4.『死霊のえじき』と右翼化するアメリカ
第六章 抵抗する死者たち──ゾンビ表象の変貌
1.THE DEAD WALK――『スリラー』『フリークス』『ウォーキング・デッド』
2.同時多発テロとゾンビ
3.トランプ大統領と壁の映画群――『ワールド・ウォーZ』『グレイトウォール』『ザ・ウォール』
4.i Zombie /ゾンビ愛
第七章 POV映画の文化史
1.ビデオテープ・オブ・ザ・デッド
2.鈴木光司の『リング』/中田秀夫の『リング』――貞子とVHSとコピーの恐怖
3. カメラを止めるな! ――DVDの発明・疾走するゾンビ・POV映画の誕生
4.『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』と映像への欲望
最終章 トランプ大統領とフリークスの復権
1.『IT/イット――“それ”が見えたら、終わり』(1)
2.『IT/イット―

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