取り寄せ不可
家名のために男の子が欲しい億万長者。
その非情な求婚を、愛と誤解したなんて。
振り向いたエミーは、ふくらみかけた自分のおなかに手をあてた。
一夜をともにしたマルコが、ニューヨークの大富豪だったなんて!
マルコは彼女の職場に突然現れ、自分に子供ができたと知ると、
家族が欲しいと言って結婚を申しこんできた。
私がイギリスから引っ越さなければならなくても、
彼は贅沢な生活をちらつかせれば問題ないと思っている。
それでもマルコの父が病気と聞くと、エミーは婚約を受け入れた。
この再会は運命で、彼がくれた婚約指輪を愛の証と信じられたら。
だがマルコは男児の誕生を願い、彼女を利用する気でいて……。
R・トーマスは“日常の中の非日常”を描くのが巧みな作家です。平凡な毎日を送るヒロインの前に、いきなり大富豪のヒーローが現れ、夢のようなプロポーズ――けれど引き換えに、彼女は大切な家族や仕事を捨て、見知らぬ街で暮らすことを迫られるのでした。
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