弾丸や飢えは僕を変えるであろう。
勇気の要るのもその時であろう。
(「1941年12月8日」より)
加藤周一が18から22歳にかけて書き綴った8冊のノート。そこには青年時代の加藤の思索があり、その後の思想と行動の原点を見出すことができる。ノートに残された、短編小説、詩歌、評論、随想、日記、らくがき……。戦争がはじまった厳しい時代に翻弄されながら、青年加藤は何を考えたのか?詳細な注付きで復刻し抄録。解説・鷲巣力。年表を付す。
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加藤周一----しなやかで強靭なその個性が、戦争と抑圧の時代をどう生き、自らをどう創っていったのか。
のちにその作品群によって知性と感性のゆたかなポリフォニーを響かせることとなる秘密が、ここにある。
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