世界を舞台に華々しく活躍した国際人・安達峰一郎(1869-1934)の著作集。日本の国益を代弁する外交官として、のちには世界の平和に尽力する裁判官として、安達は20世紀前半に活躍した日本人の代表的存在であるものの、その著書が刊行されたことはなかった。学術論文や随筆のほか、外交官時代の調書や報告書、捕獲審検所評定官としての調査書や判決、国際連盟総会・理事会参加時の報告書、常設国際司法裁判所裁判官・所長としての報告書や個別意見、さらには重要な書簡なども併せて、一冊に纏め初の著作集として刊行する。加えて個々の資料を的確に位置づけるふたつの解題(柳原正治/三牧聖子著)を付すことにより、“国宝”(新渡戸稲造)とまで称されたその真の姿が明らかになろう。
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