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著者の青柳幸秀は昭和8年生まれ、長野県安曇野市在住、ぱにあ所属。2013年に出た第一歌集『安曇野に生きて』以降の478首を収める。帯文の紹介に「産土の安曇野に聳える常念岳を畏敬の父、豊かな大地を母のごとくに慕い、農業一途に生きる日々から湧き出る歌は感謝と慈愛に満ちている。幼少時からの自称、悪童丸の無垢な肉体と精神に沁み着いた、戦中、戦後の父母たちと共有した艱難辛苦の悪夢は生涯不滅。昭和一桁生まれの男子ならではの人生の哀歓が熱く、胸を連打して止まない。(秋元千惠子)」とある通り、農業一筋の生活から迸り出てくる歌群が大半を占め、地に立ち苦難の道を歩む一人の男の人生行路をつんざく咆哮がどの歌からも聞こえてくる。山々に囲まれた地での自然との対話もこの歌集の魅力の一つ。大戦を偲ぶ歌も多く、戦争の災禍に思いを馳せる心情の激しさを痛切に感じる。
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