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ドイツ帝国創成の軍事力を支えたものが、
一般兵役義務言説なのであった。
一般兵役義務については、軍国主義、軍事史研究の対象として
多くの論考がなされているが、
本書では、この一般兵役義務を、これに伴う社会的な繋がりに
よって形成された様々な言説とドイツ帝国内における国民皆兵の
位置づけとその変化から検討することで、当時における
その意義を見い出して行った。
第一部では、プロイセン・ドイツ軍の制度、軍事文化、
一般兵役義務の優位性に関する議会と軍の認識の
共通性と差異を検討し、軍事組織内言説の論理の正当化
とその自律性を保持しようとした姿を詳らかにする。
第二部では、戦争への実戦的な関心へ向かう軍内部の自らの
言説の論理立てが状況の変化にどう対応し、いかなる言説の
変化をもたらしたかを具体的に検証する。
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