本の雑誌 432号(2019 6)

特集:本の街の秘境に挑め!

本の雑誌

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出版社
本の雑誌社
著者名
本の雑誌編集部
価格
734円(本体667円+税)
発行年月
2019年6月
判型
A5
ISBN
9784860113940

特集:本の街の秘境に挑め!

神田神保町(正確には神田小川町)にそびえる古本の殿堂「東京古書会館」では日々何が行われているのか!? 神保町に越してきてから七年、我々にはまだまだ未知の秘境が本の街にはうじゃうじゃしているではないか! というわけで本の雑誌6月号の特集は「本の街の秘境に挑め!」。組合員以外は入れない古書会館の交換会から、お宝ざくざくの八木書店地下一階店売、人跡未踏で閉店中の古書いろどりを決死の探検。さらに神保町の重鎮・八木書店八木壯一会長への独占インタビューで本の街の秘境に迫るのだ!

新刊めったくたガイドは、小財満が『戦場のアリス』の不屈の女性たちに感動すれば、林さかなは濃くておもしろい中南米文学アンソロジーにどっぷり。大森望が次郎長三国志風本格SF『宿借りの星』を満喫すれば、千街晶之は皆川博子『夜のアポロン』の一撃必殺の気合にまいったぁ。大塚真祐子が豊穣な語りがつむぐ村田喜代子『飛族』に驚嘆すれば、仲野徹は昭和ノスタルジー本から令和元年をスタート。そして北上次郎は濃い感情が渦巻く『いきぢごく』から目が離せない!と絶賛。遠田潤子の愛読者は要チェックだ!

今月の図書カード三万円使い放題!は重松清が登場。ゼミ一期生の学生二人をしたがえて、黄門さまと助さん格さん状態で池袋・ジュンク堂書店の棚を渉猟。「街を歩き、街を描く」重松ゼミの副読本として買った15冊とは何か。36ページを見てくれぇ。そして読み物作家ガイドは池内紀が内田百閒の10冊を厳選。日常に入りまじる怪異を味わう「百閒文学」の世界へいざなうのだ。さらに宮田珠己がトコロテン式に断捨離を進めれば、沢野ひとしは神保町で禁酒にチャレンジ。鈴木輝一郎が連載第二回で「他人に笑われろ」と作家の心がけを伝授すれば、黒い昼食会はヌメヌメ本と白い本は作るな!と提言。一本5000円のレンコン天はひとり二切れまでの新潮社社食でも大評判の本の雑誌6月号で、梅雨の夜空もビッグバンなのだあ!

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