古代ギリシア最大の弁論家による、私訴(ディケー)を扱った法廷弁論のうち、本分冊には、彼が生まれて初めて法廷闘争に臨んだ作品を含む第27~40弁論を収録。そこで扱われる事件の性格から、現代とも相通ずる要素が多いことに加え、各裁判の背景をなす当時の日常生活のなかでの生々しい人間関係や、そこに潜む利害得失などは、広く今日の一般の関心をも喚起しうるだろう。(全7冊)
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