ラフマニノフ/前奏曲嬰ハ短調作品3ー2

ウィーン原典版

ラフマニノフ/前奏曲嬰ハ短調作品3ー2

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出版社
音楽之友社
著者名
ニルス・フランケ , ヨヘン・ロイター , 小石かつら
価格
1,540円(本体1,400円+税)
発行年月
2019年5月
判型
A4
ISBN
9784276404175

『前奏曲 嬰ハ短調』作品3-2は、ラフマニノフがモスクワ音楽院を卒業してすぐに書いた、彼の3作目の前奏曲で、彼のもっとも有名なピアノ独奏曲の一つ。初演は1892年9月26日モスクワ電気博覧会でのコンサートにて。その後、急速に世界的に知られるようになり、ラフマニノフの人生においても大きな地位を占めることとなる。小品としてはクライマックスが情熱的で、ラフマニノフの独創性があらわれている(具体的には、ffのオープニングからpppへの連続、興奮に満ちた中間部、最後の数小節で弔鐘に似た悲しみの鐘打ち、その後音楽が蒸発してしまう感じなど)。

自筆譜と初版を底本としている。「序文」や、ラフマニノフの録音とコメントに基づいて書かれた「演奏のためのヒント」、巻末の校訂報告を活用することで、作品の理解や演奏に役立てることができるであろう。

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