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癌と脳梗塞から生還した著者が、自らの心身を教材に学び得た生と死とは何かーー。痛みと祈りに彩られた人生そのものを綴る、12章の光の滴に心うたれる。果たして痛みを感じる心は、否、痛みとは、命からの根源的な贈りものなのだろうか。身体的な痛みは言うに及ばず、記憶の、家族の、歴史の、魂の、未来の、痛みを炙り出し、書き止めておきたかった、と著者は書く。人生を真に優しく、強くするものは、痛みを通してしか伝わらぬ不思議な命の共振ではないか、と、問いかけながら。死は絶えず生とつながり、生もまた死とつながりながら人間は生きていける。その安心感がいっそう命へのいとおしさを育んでくれるように思われてくる。
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