1~2日で出荷、新刊の場合、発売日以降のお届けになります
「三国志」の覇者、魏の曹操は「槊を横たえて詩を賦す」といわれる第一級の武将であり、第一級の詩人でもあって、まことに魅力に富む人物である。非常なほどの冷酷さと激情に揺れるやさしさをあわせ持つ、その性格と行動が、一個の矛盾体として緊張をはらみ、人間曹操の魅力を構成する。ところが、かく異彩を放つこのきわめて魅力的な人物は中国でながい間、悪玉として憎まれ役を演じつづけてきた。
本書はこうした「三国志演義」などによって形成された虚像を排し、当時の常識的な思考の枠をはるかに超越していた武将、また、この時代に突出していた詩人、曹操の実像を鮮明に描き出す。
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。