核兵器

核兵器

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出版社
明幸堂
著者名
多田将 , ききききき
価格
5,940円(本体5,400円+税)
発行年月
2019年5月
判型
A5
ISBN
9784991034824

核兵器──

圧倒的な破壊力のため、誕生した年に二度使用されただけで、

その後70年間、実戦で使われていない。

しかしその間も改良が重ねられ、

凄まじいレベルにまでその威力を高めていた──。



原子核の分裂と融合が、なぜこれほどのエネルギーを生み出すのか。

またそのエネルギーを、一瞬で消費し尽くすための設計とは。

天然の鉱石から「燃料」に加工するまでの、気の遠くなるような濃縮の工程。

核分裂兵器(原爆)から核融合兵器(水爆)へ──そして究極の核兵器W88の誕生。



20世紀初頭に異常発達した物理学の総決算であり、

人類が元来持っている闘争心と、飽くなき知への欲求が結実した究極の産物──

その複雑で精緻なメカニズムを、

政治的、倫理的な話は抜きに、純粋に物理学の側面から解明していく。



著者自ら作成したグラフやCAD図をはじめ、

本書でしか見られない図版を多数収録。

数式や表、さまざまなデータを駆使しながら、緻密に、定量的に、その実体に迫っていく。

専門書としての魅力、資料的価値を最大限高めながらも、

ユーモラスな喩えやイラストなどを織り交ぜることで、

理系ではない読者にも読み進められる「限りなく専門書に近い一般書」を実現。



多田将のライフワーク、ついに誕生。

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