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2016年7月に勃発した津久井やまゆり園殺傷事件の背景には、障害者を「生きるに値しない生命」としてとらえる優生思想、障害者福祉を社会的コストと考える功利主義という短絡的思考が存在する。こうした障害者差別と優生思想は、現代日本でも間断的にキリスト者・曽野綾子の言動のように現れてくる。そして一般の夫婦にも、出生前診断によって生まれてくる生命を選別して障害を持って生まれてくる生命を否定する思考として広がりをみせてきた。
障害者の殺傷事件や強制不妊手術問題に内在する優生学・優生思想の現在を検証し、障害者は存在することに価値があるという思想の共有と共生社会の実現可能性を探る一つの試み。
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