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さまざまな分野で,知的・発達障害児者への支援が試みられているが,その多くは「知的・発達障害児者がどうしたら社会に適応できるか」という発想である。しかし,本来は「どうしたら,社会が知的・発達障害児者に住みよい社会になるか」を考えるべきである。人口の約10%とされる発達障害児者に住みやすい社会は,誰にでも住みやすい社会になるはずである。そのためには「福祉は医療を理解していない」「医療は福祉に無関心である」であってはならない。
本書では,「福祉施設における医療の現状」を福祉・看護・医師・利用者の立場から,「医療における知的・発達障害の現状」を児童精神科・小児神経科・精神科から論じ,強度行動障害を対象とした支援を紹介する。また「知的・発達障害への医療」として,成人期の知的発達障害者の健康管理や人間ドックの実践,「海外における福祉と医療の連携」としてイギリスとデンマークにおける知的障害および自閉症スペクトラム障害のある人への医療と福祉・教育の連携を紹介し,「福祉と医療の連携における方向性」を医療,福祉,行政からさぐり,誰にでも住みやすい社会のために今後の日本に必要なものを展望する。
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