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えっ、わたしが裁判に!? と思った“正義の女神”へ
「裁判員制度って何ですか」と問われたら、あなたは答えられますか?
この本は、裁判員を担う市民向けの、裁判員制度の現在・過去・未来についてのガイドブックです。
2019年5月21日、裁判員制度は施行10年を迎えます。
これを機に、新聞やテレビなどの各種メディアでも、裁判員制度について再考する傾向が見られます。
本書は、裁判員経験者をはじめとする市民、裁判官や弁護士などの法曹、学者、そして各種メディアの記者など、この10年の間に裁判員裁判にたずさわってき人たちによって書かれています。これまでを振り返り、これから裁判員になる可能性のある市民のために、裁判員制度について、そして日本の司法の現状についてわかりやすく解説しています。
本書をとりまとめているのは、裁判員制度に関する研究の第一人者・法社会学者の飯考行(いい・たかゆき)氏。所属先の専修大学で主催する「裁判員ラウンジ」(一般市民、裁判員経験者、法曹、学生、記者らの交流会)の参加者とともに、裁判員制度施行10年にあわせて、これまでの研究成果を本書にまとめています。
執筆者のほとんどは、裁判員ラウンジの参加者です。裁判員経験者は、貴重な体験談を綴っています。
その他、著名な学者や実務法律家が、裁判員をまだ務めたことがない人も実際に経験した人も、さまざまな人たちが読みやすいように工夫して、そもそも裁判員制度とはどのようなものか、裁判員裁判にたずさわるのはどのような人たちか、裁判員経験者に関する市民団体にどのようなものがあるか、裁判員裁判はどのような実施状況にありどのような問題が論じられているかなどについて、平易な文章で解説しています。
本書は、この10年の間に裁判員を経験した人、これから裁判員を経験するかもしれない人、そして学者・法曹などの専門家にとって、裁判員制度を身近にとらえ、考えるきっかけとなる一冊です。裁判員の対象となる20歳以上の一般社会人のみならず、中高生や大学生をなどの学生を対象とした法教育にも最適です。
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