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北欧で金融コングロマリットを率いる著名経営者が、ケインズからピケティまで、経済学の「通説」をメッタ斬る!
「不況が起きたら、財政出動して景気を刺激せよ」「資本主義は搾取の体制である」「格差問題が経済成長の足かせとなっている」……。現在も、当たり前のように語られる議論の数々に、市場の最前線で活躍する経営者が、多くの経験、理論、データをもとに闘いを挑む。
マクロからミクロまで、多くの人々に信じられ、政策のバックボーンにもなっている経済学の理論が、現実社会に歪みを与えている。ケインズ理論は、1970年代に叩きのめされたが、2000年代の金融危機を経て再び亡霊のように蘇る。だからこそ著者は主張する、「『市場原理主義』を目の敵にして、『政府介入』を推し進めると、いい結果なんて生まれないのだよ」。
市場主義、自由主義の立場から、縦横無尽に数々の経済理論をぶった斬る。経済学の研究者から、金融ビジネスの最前線に飛び出した異色の経営者による知的興奮の書。
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