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2017年10月に開催された第103回全国図書館大会、第21分科会「公共図書館の役割と蔵書、出版文化維持のために」の記録集である。
本書では、分科会に登壇したみすず書房の持谷寿夫氏、慶應義塾大学の根本彰教授、文藝春秋の松井清人社長、岩波書店の岡本厚社長が、それぞれの視点から、現在の出版ビジネスの実態、図書館における「文庫本」取り扱いへの考え方、図書館と出版の関係等について発表に記録と、その後のパネルディスカッションの全文、当日の開会あいさつに登壇した、日本書籍出版協会理事長の相賀昌宏小学館社長のコメント全文を掲載。
また、分科会に参加した図書館関係者からのコメント原稿も収録した。
図書館を知り、出版の現在を伝え、図書館と出版が率直に意見を出し合い、
互いの抱える課題を共有しながら、両者の新たな関係構築への道を拓いていくための必読の一冊。
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