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【シリーズ累計22万部突破、第二弾!】
のべ4000人の元軍人らに取材を重ねてきた保阪正康氏が、昭和を代表する人物のエピソードを通じて昭和の闇=語られざる真実を語るシリーズ第二弾。本書では、三島由紀夫・近衛文麿・橘孝三郎・野村吉三郎・田中角栄・伊藤昌哉・後藤田正晴を取り上げる。
「これまでの私の取材を通して知り得たことは、確かに歴史の検証に必要な史実から、指導者の人間的エピソードに至るまで数多い。それらを歴史書として現すのではなく、人間学という枠内での書として刊行したいと私は考えるようになった。この系譜にある前著『昭和の怪物 七つの謎』(講談社現代新書)は、予想外の多くの人びとに手にとってもらい、これほどまでに昭和史の人間学が興味を持たれるのかと驚きを持った。歴史をもっと生身の人間の姿を反映したものとして表現したいという考えが受け入れられたようで、私には感慨ひとしおであった。
本書はこのシリーズの二冊目になる。(中略)私は古いノートをとり出しては、かつて聞いた歴史上の人物たちの証言が今はどのように受け止められるかを考えてみたかった。言うまでもなく、彼らの人物像を通して、日本の近現代史の流れを確認したかったのである。」(本書あとがきより)
【本書の構成】
第一章 三島由紀夫は「自裁死」で何を訴えたのか
第二章 近衛文麿はなぜGHQに切り捨てられたのか
第三章 「農本主義者」橘孝三郎はなぜ五・一五事件に参加したのか
第四章 野村吉三郎は「真珠湾騙し討ち」の犯人だったのか
第五章 田中角栄は「自覚せざる社会主義者」だったのか
第六章 伊藤昌哉はなぜ「角栄嫌い」だったのか
第七章 後藤田正晴は「護憲」に何を託したのか
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