人は母語(多くの日本人にとっては日本語)を手がかりに
して英語を学習しますが、母語は自然過ぎて学習者は
それを自覚できず、母語が英語学習の妨げとなっている
ことに気づきません。これを「母語干渉」と呼びます。
母語干渉を消し去ることは不可能ですが、コミュニケーションに
不都合がない程度に軽減することはできます。そのためには、
母語である日本語の特性を知らなければなりません。
これまで、たいていの場合、学習者の母語である日本語の特性が
考慮されずに英語教育がなされてきました。
それによって起こる障害や回り道をうまく避けるには、
教える側学ぶ側に英語だけでなく日本語に関する自覚的知識が
必要です。
本書では、言語学の知見を踏まえて、
それをわかりやすく説明しました。 (著者より)
よく利用するジャンルを設定できます。
「+」ボタンからジャンル(検索条件)を絞って検索してください。
表示の並び替えができます。