夏目漱石の勧めにより朝日新聞紙面で〈漫画漫文〉という独自のスタイルを築いて大正から昭和にかけて活躍した岡本一平、漱石の挿絵画家として知られた名取春仙、美術評論家仲田勝之助、小学校時代の同級生三人の共著による『漫画と訳文』を新字・新仮名で復刊。『漫画と訳文』は、1911(明治44)年、石川文栄堂から出版された、岡本一平にとって最初の単行本であり、のちの異分野の芸術家による共同制作の先駆ともいえる。大正モダン〈漫画〉とボードレールの詩「パリの憂鬱」〈訳文〉が共鳴する。解説春原史寛。
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