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2010年代後半を迎え、貧富の差の拡大、民族紛争や難民の激増など世界で混迷が深まり、精神的危機が広がる。今日の問題に人文学は切り込むことができるのか。シリーズ1冊目の本書はサブカルチャーを中心に文化研究の最前線を取り上げる。若い読者の間でテクストの読み方が変化し作品と読者・視聴者の関係も変わりつつある。背後に東アジア全域の都市に広がりつつある若者の閉塞感や絶望がある。研究者、作家、音楽家、マンガ家が集い、あらためて問い直す。
執筆者:上田岳弘、小沼純一、鈴木惣一朗、千野拓政、チャ・ウジン、陳栢青、とり・みき、林ひふみ、藤本一勇、賀照田、牧村憲一、ミーガン・モリス、宮沢章夫、毛利嘉孝、李南周、王暁明
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